こんにちは。7月に入り東海地方の梅雨も明けましたね。今年は梅雨が無かったかのようですね。湿度が高く、蒸し暑さがこたえますが、もうじき聞こえてくる蝉の声を楽しにしています。
さて、今回は神棚についてお話ししたいと思います。あくまで個人的な内容なことをご了承ください。
住宅の仕事をしていると、施主から神棚についての要望があります。その際よくある相談が、設置する場所についてです。私の考えは、方位や場所にこだわりすぎるのではなく、家族がよく目にする場所や家族が集まる所がいいのではと思っています。生活動線と極端に離れた場所では、神様に対する意識も遠くなりそうですし、お水や榊(さかき)の取り替えなどにも億劫になってしまう事もあるかもしれません。やはり日々の生活に溶け込み、自然と習慣になることが、暮らしも美しく豊かになると考えています。
そして、神棚の素材ですが、おすすめは桧です。神話に登場する三貴神の一柱、須佐之男命が生み出したとされる桧や杉があります。その時に、桧は立派な建物を作るときに使え、という言い伝えがあるからです。ですので、神様の拠り所となる神棚には桧が適しているのではと思っています。お祀りする神様は、自宅の近くにある神社の氏神さまや、お好きな神様でよいのではないでしょうか。神棚を構え、神様を意識した生活というのはとても素敵だと思います。
最後に、今回のお話しはあくまで私個人の考えであります。正統な作法などしっかり取り組みたい方は、ちゃんとリサーチすることをおすすめします。