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2025/03/26

蔵リノベーション

蔵の改修工事が始まりました。築150年の立派な蔵です。改修後はギャラリーとなります。まずは痛みのはげしい大屋根と庇の屋根替えです。新しい庇にも既存と同じように磨き丸太を使う予定です。これからまた長い期間使えるようにしっかりと下地を作っていきます。

蔵リノベーション2
蔵リノベーション2
蔵リノベーション3
蔵リノベーション4

2025/03/23

金輪継

進行中の新築工事。
主要な梁は引っ張り耐力に優れる金輪継を採用しています。
鎌継よりも継ぎ手の面積が大きく金物も使わずに大きい断面の材を強力に継合わせることができます。
他の継ぎ手に比べて手間も時間もかかりますが木の強さを上手く引き出せる継ぎ手だと考えています。

金輪継2
金輪継2
金輪継3
金輪継4

2025/03/21

銅板のシェード

神社の向かいにあるカフェの新装工事で考案した銅板樋のシェード。
工事中に外を眺めていると、向かいにある神社の前を通る人が足をとめ社殿に挨拶をしていたり、休日には参拝に来る人も多く、地域に愛されていることを感じました。そこでこのお店にも良好な周辺環境を取り込みたいと考え、社寺でよく扱う銅板の樋をランプのシェードに採用しました。異なる用途の物を組み合わせることは不安でしたが良い仕上がりとなり、地域との繋がりをデザインすることができました。

銅板のシェード2
銅板のシェード2
銅板のシェード3
銅板のシェード4

2024/12/22

唐瀬のギャラリー改修工事

久しぶりの投稿になってしまいました。今年5月頃から本格的に着工したギャラリー改修工事。先に庭から作り建築と庭の一体的なつながりを持たせる計画です。
いよいよ工事も佳境にはいりました。
ギャラリー内部には、庭へと連続させるための石階段が庭師さんにより設置されています。
僅か8畳の鑑賞スペースに一畳ほどの巨石。
なんてアンバランスなんだろう。
しかしこの石は、階段になり展示スペースになり、時にはベンチになることもあるかもしれない。
そしてなによりギャラリーという非日常の体験を一層盛り上げてくれるにちがいない。
残す工事もわずかですが引き続き宜しくお願い致します。

唐瀬のギャラリー改修工事2
唐瀬のギャラリー改修工事2
唐瀬のギャラリー改修工事3
唐瀬のギャラリー改修工事4

2024/05/29

ギャラリー改修工事

静岡市でギャラリーの改修工事がスタートしました。現場では基礎工事が進行中です。工場では一部増築が伴う部分の墨付け、刻みをしています。
建物の角になる部分や壁が止まる部分などは柱を基礎まで落とすようにします。この仕口を木口(こぐち)アリといいます。
プレカットではこのような部分は半ホゾになってしまい強度が落ちると考えています。
金物や面材も使いますが、できる限り木の強さを生かす納まりで丁寧に加工していきます。

ギャラリー改修工事2
ギャラリー改修工事2
ギャラリー改修工事3
ギャラリー改修工事4